ちえ

長年沢山ものづくりしてきたけど、ガラスは特に難しい
ものづくり人生を突き動かすのは「好きという気持ち」

10年以上前から、ミシンをメインに編み物や刺繍など、様々なハンドメイド作品をつくり作家活動をしてきましま。人と被らない一点物に魅力を感じ、ものづくりにハマっていきました。自分がかわいい!と思うものを形にしていくことに楽しさを感じます。ただ、今までのハンドメイドに比べて、ガラスには「どんな形にもなりうる難しさ」がありますね。思った形をつくるためには細かい技術が必要で、そこはこれまでのハンドメイドとは別物でした。あと、ガラス細工の先生がいるわけではないので、自分でやりかたを探して試行錯誤することも必要です。これはどうなっているんだろう?と考えるところからはじまるので、まさに手探りですね。iriserでは、商品開発にも携わっています。最近では海洋汚染問題から自分には何ができるのかと、ガラスストローを企画デザインしました。もともと自分のオリジナル作品で出したいと考えていたのですが、より沢山の人に海洋汚染について考えるきっかけを拡げるならiriserで、と思いまして。ものをつくるにあたって、自分の「かわいいな」「これいいな」という理屈じゃない直感って1番大事にしたい所です。ただ、チームになると、自分の感性だけではいけないので、周りを見ながら折り合いをつけることも必要。そのバランスにも難しさを感じます。それでもやっぱりものづくりをする事が大好きなので、こんなに続けられているんだろうな。

「毎日旅行に行っている気分」
自然とともに暮らす、最高の贅沢

震災によって一度は避難を余儀なくされましたが、子どもの進学に合わせてここ南相馬へ帰ってきました。愛着のある土地だとはいえ、帰還当初は不安もありましたね。でもやはり、南相馬の自然が大好きで。毎日の通勤時間、車の窓からの自然が広がる光景が癒しです。時間帯や季節によって刻一刻と姿を変える景色を見ていると、毎日旅行に行っているような気分にすらなったり。この地に住み自然を感じリラックスできるって最高の贅沢だなぁと思っています。

職人どうしで支えあい、お客様と対話する
ひととつながるものづくり

これまではひとりでハンドメイド活動をしてきましたが、iriserではランプワーカーや社員が「みんなで」商品を作ります。0からガラスを始めてきた仲間達なので、気持ちを分かりあえている気がします。相談しあったりアイデアを出し合ったり、寄り添いながらもの作りをこれからもしていきたいですね。これから職人が増えていっても、そんな支えあいの関係でいたいな。先人が居なくて苦労した分、その時は自分がアドバイスしたり心に寄り添える存在でいたいです。また、職人どうしだけではなく、お客さんともより近い距離でつながっていたいです。商品の感想が返ってきたりとか、双方向の対話ができたら。喜んでもらえた!と実感できる瞬間が、1番うれしいですね。